海上安全指導員アンケート(体験談満載)

 第六管区海上保安本部長から任命を受けている主任海上安全指導員・海上安全指導員の方々に、長年の経験から、普段気をつけていることなど話を伺いましたので紹介致します。 皆様方におきましても、普段から注意していること、安全のために工夫していること、危険な海域情報など、会員相互に共有することで、安全なレジャーを楽しむことが出来る情報の提供をお願い致しま
(Q@)

 

 燃料欠乏、電装機器によるバッテリー不足、消耗部品の交換不備等の海難が多数発生しています。皆さんが出港前にチェックしていること、注意していることを教えて下さい

(回 答)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出港前には燃料は必ず満タンにして出港。電装関係ではエンジン始動用、ライト類と2系統にしている。              バッテリーは2組使用している。          (O指導員)

・船体の安定の確認  ・エンジンオイル、冷却水の点検  ・バッテリー液の確認  ・燃料の確認                       ・ベルトの点検      ・エンジン音の確認。異常な状態を知る       (R指導員)

バッテリー不足。2年前のこと友達と香川津田から小豆島坂手湾内に太刀魚釣りに出かけ数時間後、友達 から携帯に連絡あり、バッテリー不足で動かない⇒お互いにブースターケーブルを船内保管しており、 私のバッテリーから充電⇒無事に帰港。帰港翌日友だちは、新しくバッテリーを交換されている。私は購入日時をバッテリー本体に記入4年〜5年で交換している。また、釣り道具のシャクリ機専用バッテリーを船内保管している(3日に一度は充電に持ち帰る)   

 ・燃料欠乏。いつも満タンに近い状態にしているのと 20リットル予備タンクで80〜100リットルをキープしている。  ・交換不備など。本体エンジンに接続するコードが予備イカリと長年擦りあい、一部に穴があき状態でエンジントラブル⇒幸い携帯で友人に連絡港まで帰港⇒翌日修理依頼⇒予備イカリや不要な物を排除し修理済み交換コードには保護テープを巻いた。         (S指導員)

☆ 私の体験と言いますか、私が日ごろから行っている事を記して見ます。参考になりますやら、私は、シーズンと言うか夏場は月2〜3回冬場でも月に1回は、点検もかねてボートもジェットもエンジンを4〜5分間、回すようにしております。  特に、バッテリーは注意して点検して居ります。新しく取り替えたバッテリーは日付を記入しておく、オフの時はターミナルを外しておく、常にバッテリーの電圧、液の点検等です。                                燃料も次回乗る時、直ぐに出港出来るように遊びから帰ったら満タンにしておきましょう。                   また、よく見かけることですが、基地を出港して、目的地に着きますと同時に遊びに夢中なられて居るように思います。船長さんは次、帰りの準備、各部の点検を済ませてから遊びに加わるように気をつけたらどうでしょう。              1、 チルトは、ニュートラルになって居るか。    2、 燃料の残りは?     3、 バッテリーの元スイッチは切ったか   4、 帰る頃の潮の高さは?潮の流れの方向は?   5、 錨の掻き具合は?等4す。

  本当に時々ですが、見ます。耳にします。バッテリーの上がり、帰りながらのガス欠、潮が引き船が首吊りに成る等、最近は便利な携帯とかがあるものの、陸上と違い海の上はチョットしたトラブルでも不安になるものです。 大惨事になる前に常日頃からマメに点検整備を、海は他にない楽しさを持っております。朝楽しく出港し、帰りも同じ気持ちで帰れたらどんなに幸せな一日になるでしょう。楽しい乗り物は愛情を持って大事にしたいものです。                                                (ウロウロマンさん)

 

(QA)

 

  

漂泊での魚釣中、衝突直前まで相手船に気がつくことなく衝突している事故や自船左右の船舶には気がついているが、自船正面の船に気がつかずに衝突する事故が発生しています。魚釣中も含めて、見張りに対して注意している事項、また同じような事例の体験談、回避事例を教えて下さい。

 

(回 答)

 

 

 

 

 

 

 

・周囲の見張りの徹底。   ・ホーンを鳴らして自船の存在を周囲に知らせる。                       スピーカーを使用して他船に自船の存在を周知する。 (R指導員)      

・津田港近辺の島からわずか離れた浅場で片イカリを打ち 小魚釣りを楽しんでいたら 3人乗りの船がどんどん近くなり、当然進路が変わるものと注意してみてたが数メーターまで 近づき衝突の危険を感じたが 船首に乗っていた人が 船長に大声で危険を知らせ 事なきを得た⇒船長が仕掛け作りを行い 前方を見ていなかった。 私は、着用していた救命胴衣の笛を吹き 危険を知らせた。      (S指導員)

何が何でも見張り厳守につきると思います。私は日頃から相手船に避けてもらうじゃなく、先に自分の方から避航すると言うぐらいの心構えが必要かと思います。それには、やはりどんな状態の時でも見張りを怠らない事です。

  漂泊や魚釣り中でも潮の流れや風により、思いがけない速さで接近するものです。釣りにも遊びにも見張りにはもっと夢中になりたいものです。                           (ウロウロマンさん)

 

(QB)

 

 

 霧の為に自船の位置が分からなくなり、不安なために、118番通報で救助を求める事例がありました。    霧に対する注意、霧が出てきた時の対処方法を教えて下さい。経験談でも構いません。

 

(回 答)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

GPS等の設備があれば自船の位置や陸は解るが、他船はレーダーが無いと解らないので走行には余程の注意が必要、出来れば島の近くで霧が晴れるまで停泊することが望ましい。(A指導員)

GPSを使用し港を登録している。    (O指導員)

GPSで自船の位置を確認し安全な場所へ移動し、アンカーを降ろして霧が無くなるのを待つ。    ・自船の存在を他船に知らすためにホーンを鳴らし続ける。 (R指導員)

釣りを楽しんでいるとき 霧の為、視界ゼロ大変怖い思いを 二度経験しているいずれも魚群探知機GPS機能の航跡を見ながら超スロウで帰港出来ているが⇒一度は港近くにイカリをうちラジオを大きくし 所在を知らせるも不安で長引く濃霧にイカリを上げ寄港近くの船にはハンドマイクで誘導 共に帰港。

   もう一度は 航路で船の行き来多く とどまらず航跡で帰港。正しい判断なのか 自信はない。(S指導員)

日頃から天気予報を見るように心がけましょう。霧が良く出る時期があります。沖で霧が出るなと思ったら、今まで見えて居た一番近い物標、島や灯台、航路ブイ等の近くに行き、その物標を見失わないに注意しながら霧が晴れるのを待ちましょう。また、霧の出る時期、どうしても沖に出たい時は出来るだけ島影等が見える距離で走ったらどうでしょう。レーダーやGPSは参考にするくらいの気持ちが大事かと思います。                (ウロウロマンさん)

 

(QC)

 

  夜走るのに気をつけている事。夜と昼の走り方の違いを教えて下さい。

 

(回 答)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プレジャーボートは夜間の航行は避けるべきボートの窓から水面にある浮遊物は見えない。    特に花火等見学後は明るさに慣れて暗い水面は見えない、余程注意して低速で航行したい。前方の明かりを利用して、その方向なら水面の様子が多少は見えるので利用するといい。  (A指導員)

夜間は昼より低速で走行している。 (O指導員) 

・他船の航海灯の確認をして、どちらの方向に進んでいるかを見て運航する。                   ・自分の直視して安全な速度で運転する。 ・水深形を見ながら航行する。  ・漂流物をかわしながら航行する。                                                                      (R指導員) 

 夜間は船を出しません。(S指導員)

 不慣れな方の夜走りは薦められませんが、多分夜は灯だけが頼りに成ると思います。目前に灯台や航路標識の灯りの質をしっかりと覚えておきましょう。

  出来れば、工場や街の灯等も覚えておくと灯台等より強烈な灯りもあるので参考になるはずです。 GPSやレーダー等も参考にしながら、海上の浮遊物が夜は見えません最悪流れ物をプロペラに巻き込んだとき、取り除く工具等もマリーナの方に聞き揃えておくと、心強いかと思います。                              (ウロウロマンさん)

 

(QD)

 

船酔い。予防方法などを教えて下さい。
       (回 答)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自宅を出る前に「酔い止め薬」等を飲むこと、ボートに乗ってからでは遅いと思う 船に乗れば、遠くの景色を見るといい、本を読んだり釣具の手入れなどは酔う原因に。(A指導員)

薬を船に乗る前に飲む。(R指導員)

前日睡眠不足と飲みすぎで気分を悪くした記憶はありますが、釣り好きが優先され、船酔いはしません。船酔いは大変辛いから 友達に酔う人は出来るだけ乗せないよと 伝えていますし 酔止め薬を勧めています。                                   (S指導員)  船酔いは慣れが一番だと思います。数多く沖に出る方は慣れも早いでしょうが、本当に弱い方は何年経っても気分が悪いようです。なので、出来るものなら、毎日船酔いしなくなるまで、沖に出られたら良いでしょうが、そうも行かないでしょう。薬とかもありますが、次はまた同じ事です。       

私は、船酔いする方は、乗った船で、一番風の当たる場所、出来れば手すりのある場所(船の前の方とか)に乗ってもらいます。  

  また、出来れば目的地まで立ったままでバランスを取りながら、同乗者仲間と普段よりも賑やかに騒ぎながら走ります。酔うんじゃないかと言う気持ちを乗っている皆様がそらしてやる事も大事かと思います。                                 (ウロウロマンさん)

(QE)

 

  香川県の海で、注意が必要な場所、注意が必要なことを教えて下さい。

 

(回 答)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女木島港の東沖の浅瀬、大潮の干潮時には砂浜が水面に見える場所

  屋島長埼鼻の東側付近の浅瀬 船外機なら良いがシャフト船やヨット等は座礁する場合も。

  庵治港から北に出る時、八丁岩は見えるが、御殿鼻や赤い浮き灯台の南側には暗岩がある。

  大島と稲毛島の中間辺りの浅瀬 干潮時には歩ける程の水深になる場所。

 庵治鎌野港の西側白石岩の近く「センゾー岩」引き潮時は船外機でも危ないので注意。                                   (A指導員)

 航路の中での運航は無理なスピードを出さず他船と同じスピドを 保つ。・他船を追い越す時には余裕の距離を保って右から追い越す。      

 ・他船との接近によって衝突の危険を感じた時には、クラクションを鳴らして自船の進行を止める                                                                         (R指導員)                 

川で注意が必要な場所と言えば、無数にあると思うのです。自分の船は小さいからと島や陸地の近くを走ったりしますが、特に浅瀬等はしっかりと記憶しておきましょう。  

 また、注意したい事として雨上がりの海では、良くゴミ、浮流物が流れています小型船特に水上バイク等は眼高が低い為に浮流物の発見が遅れがちになり、プロペラに巻きついてから気付くって事が良くあります。特に大雨の後の出港は出来れば控えたいものです。    (ウロウロマンさん) 

 

(QF)

 

海苔網の入っている場所を覚えやすいですか。どのようにして気をつけていますか。何処で海苔網の情報    を入手していますか。

 

(回 答)

 

 

 

 

 

 

 

 

図面とは位置が異なるので位置は過信しない、ペラやシャフトに絡むと取れないので注意。  ブイの海苔養殖網は冬季に張る、10月〜2月頃、漁協の黄色ブイや黒い玉ブイの標識を注意する。 近くを航行すると、アンカーロープに当る危険があり、10m以上避けて通過する(A指導員)

・海苔網の周囲のブイを確認する。

  GPSにインプットする。 (R指導員)

仕事として、常日頃見ている私にしましては、海苔網の海域を図面と見比べるのが難しいと言う事じたい理解出来ません。    情報は保安部からの入手がほとんどですが、資料で覚えたり、航行中に見た位置を海図等に記入しておいたらいかがでしょう。小型船は、眼高が低いために障害物の発見がしにくいと思います。 それには常日頃から海苔等のある場所をしっかりと覚えておく必要があると思います。                (ウロウロマンさん)

 

(QG)

 

  救命胴衣を着用していて良かったと思うことはありますか。

 

(回 答)

 

 

 

 

 

 

 

水泳に自信があっても着衣があると泳げません、暑い季節でも膨張式救命具なら暑くない、常に着用する習慣にしたい、防水パック入り携帯電話があれば海上に落水しても安心です

 冬の海でも、救命具を着用なら数時間位は救助を待てる、泳ぐと身体が冷え死亡の原因に。(A指導員)

落水した時には浮いておれるので安心出来る。(R指導員)

毎回着用し 安心出来ています。 (S指導員)

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                                    救命胴衣注文書はこちら

 

香川県地区小型船安全協会事務局
     高松市朝日新町1番30号
     TEL   087−813−3561
     E-Mail  ksssa@lion.ocn.ne.jp

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